格闘ゲームの歴史って?歴史的名作をご紹介!


手に汗握る熱い対人戦、コマンド入力で放てる強力な必殺技…
対戦型格闘ゲーム(格ゲー)はいつの時代も、熱狂的なファンを生み出してきました。
esportが盛んになってきた昨今では、プロゲーマーが格ゲーを舞台にハイレベルな戦いを繰り広げています。

ゲームの代表的ジャンルとして揺るぎない地位を築いている格ゲーですが、一体どのように生まれて、どのような進化を遂げてきたのでしょうか?
今回は格ゲーの歴史を、マイルストーン的な作品をピックアップしながらご紹介していきたいと思います。

格ゲーの草分け的存在

格ゲーといえば今に至るまで、二人のキャラクターが向かい合って立ち、お互いにキックやパンチを繰り出して相手を倒す、というスタイルが一般的ですよね。
実はそのスタイルは、1980年代に誕生していました。
その最初期の作品と言えるのが、テクノスジャパンが1984年6月にアーケードゲームとして発売した、『空手道』です。
本作は対人戦はできないものの、2本のレバー操作を組み合わせることで色々な技を出せるなど、既に現在の格ゲーと同じような要素も数多く備えていました。

同年11月に任天堂から発売された『アーバンチャンピオン』では対戦プレイも可能となっており、1984年時点で格ゲーの核となる要素は既に一通り揃っていたと言えます。

ストリートファイターIIの登場

格ゲーの歴史を語る上で絶対に避けては通れないのが、この『ストリートファイターII』です。
1991年にカプコンから発売された本作は、社会現象になるほどの大ヒットを記録しました。
それ以降の格ゲーは全てストIIの影響下にあると言っても過言ではない、まさに金字塔と言える作品です。

それ以前から所謂格ゲースタイルのゲームは発売されていたのにもかかわらず、なぜストIIは特別なゲームとして語り継がれているのでしょうか?
それは、格闘ゲームというジャンルにおいて最も重要な要素、対人戦における「駆け引き」の面白さを大きく引き出した作品だったからです。

レバーと6つのボタンを組み合わせて出す「弱・中・強」3種類のパンチやキック、そして波動拳などインパクトのある必殺技。
ジャンプやしゃがみ、ガード操作で相手の攻撃を避けたり防いだり。
「相手が次にどんな行動をしてくるのか?」を読み合う駆け引きの面白さに、当時のゲーマーたちは熱狂したのです。

3DCGの格ゲー

ドット絵のグラフィックで作られてきた格ゲーですが、1993年に当時最先端だった3DCGの技術を使ったタイトルが発表されます。セガの『バーチャファイター』です。
テクスチャも無く、ポリゴンでカクカクとした見た目ながら、動きの見せ方の工夫によって非常にリアルな動きをするキャラクターたちに、人々は度肝を抜かれました。

バーチャファイター以降、3DCGの技術は格ゲーのみならず、ゲーム業界で積極的に取り入れられていくことになります。

まとめ

ストリートファイターIIの大ヒットをきっかけに、格ゲー界隈は大いに盛り上がり、数々の名作が生まれていきました。
SNKの『餓狼伝説』シリーズや『THE KING OF FIGHTERS』シリーズ、バンダイナムコの『鉄拳』シリーズなどです。
格ゲー史に残る傑作となったストリートファイターやバーチャファイターも、現在に至るまで定期的に新作が出され、格ゲー界のトップを走り続けています。

esportが盛んになって大いに盛り上がっている格ゲーと言うジャンル。これからも目が離せませんよ!

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