コンピューターグラフィックで描かれたキャラクターが、画面の中を縦横無尽に駆け回る…
作品によっては、実写と見まごうレベルのグラフィックを楽しめることも!
今となっては当たり前となった3DCGのゲーム。
ですがかつて、ゲームはキャラクターや背景などグラフィックがドット絵で描かれた平面的なものだったんです。
では、3DCGのゲームはいつ頃生まれ、どの様に発展してきたんでしょうか?
今回は3DCGゲームの歴史を、その時々の名作を取り上げながら解説しようと思います。
実は3DCGのゲームは80年代からあった!
1980年代といえば、1985年発売の『スーパーマリオブラザーズ』に代表されるようにドット絵全盛期!であるのですが、
実は3DCGゲームの元祖と言われるタイトルは、1980年に発表されていました。
それは、アメリカのアタリ社がアーケードゲームとして発表した、『BATTLE ZONE』です。戦車を動かすシューティングゲームである本作。
実は3DCGといっても、画面上のドット絵の動かし方を工夫して画面内のものを立体的に見せる、「疑似3D」と言われる技法を用いた作品でした。
世界に衝撃を与えた3D格闘ゲーム、バーチャファイター
当時最先端だった3DCGの技術を本格的に使用し、世界に衝撃を与えたのが1993年にアーケードゲームとして稼働した対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』です。
テクスチャも無く、ポリゴンでカクカクとした見た目ながら、動きの見せ方の工夫によって非常にリアルな動きをするキャラクターたちに、人々は度肝を抜かれました。
勿論ゲームのクリエイターたちもバーチャファイターには大変衝撃を受けました。
以後、技術の進歩もあり様々な3DCGゲームが発表されることになるのです。
3Dの世界を自由に走り回れる!スーパーマリオ64
バーチャファイターの衝撃から3年後。2次元のドット絵世界で大活躍していたマリオも、3DCGの世界に活躍の舞台を移します。
1996年にNINTENDO64用ゲームとして発売された『スーパーマリオ64』です。
走り回ったり、ジャンプしたり、飛び回ったり…3Dの世界を自由自在に動き回れる本作は、今でも3Dアクションの金字塔として語り継がれています。
様々な人気シリーズが3DCGへ
1997年には大人気RPGシリーズの最新作『ファイナルファンタジーVII』が、1998年にはゼルダの最新作『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が3DCG作品として発売され、ともに大ヒットを記録します。
人気シリーズが3DCGに移行しヒットしたことで、ますますゲームの3D化は進んでいき、今日のような「ゲームと言えば3DCG」と言われるような時代が到来したのです。
いかがだったでしょうか?バーチャファイターの頃はカクカクだった3Dも、いまでは実写と見まごうほどになりました。
これからもゲームのグラフィックは技術の進化とともにどんどんレベルアップしていくでしょう。
次はどんなインパクトのあるグラフィックの進化が起きるのか、ワクワクしますね!
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