「ゲームが好き!」という方で、RPGを一度もプレイしたことがない方はなかなかいないのではないでしょうか。
『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』、『ポケットモンスター』など、国民的ゲームと言われるタイトルを多数輩出してきたジャンルで、
ドラマチックで続きが気になるストーリー、新たな世界を冒険するワクワク感、頼りなる仲間との共闘などを思い出す方もいると思います。
そんな、日本人から愛され続けてきたジャンルであるRPG。
中でも『ドラゴンクエスト』はRPGの代表作として愛され続けています。
そんなドラクエは一体どのように生まれたのでしょうか?人々に愛された理由はどこにあるのでしょうか?
今回は皆さんに分かりやすくご説明したいと思います。
RPGの元祖はアメリカで生まれた
日本のRPGに多大なる影響を与えた作品として、1981年にアメリカで発売された『ウィザードリィ』があります。
本作は、剣や魔法などのファンタジー世界を、サイコロなどを使って楽しむボードゲーム(TRPGと呼ばれています)の影響を受けて生まれました。
ウィザードリィは、プレイヤーキャラの職業を戦士、魔法使いなどの中から選んで最大6人のパーティを作る、
ダンジョンを探索し、敵を倒して経験値やお金を手に入れるなど、現在のRPGにも取り入れられているシステムが多数搭載されていました。
伝説的RPG『ドラゴンクエスト』の誕生
ウィザードリィに大きな衝撃を受けた堀井雄二氏が、日本にもRPGというジャンルを浸透させるために作ったのが1986年にエニックスから発売された『ドラゴンクエスト』です。
ドラゴンクエストは日本人に広く受け入れられ、現在までシリーズが続く大ヒットタイトルとなります。
実は、ドラゴンクエスト以前にも国産RPGは存在していました。それらの作品はドラクエほどヒットすることはありませんでした。
それでは、ドラクエが他のRPGより受け入れられた理由は何だったのでしょうか?
何より堀井氏が気を使ったのが、「RPGの敷居を下げること」でした。
最初はパーティ制を採用する案もありましたが、RPGに馴染みのない日本人にいきなり沢山の情報を出して分かりづらくすべきでない、という考えから勇者一人での冒険となりました。
他にもモンスターデザインに漫画家の鳥山明氏を採用し、親しみやすくインパクトの強いモンスターを生み出すことに成功したり、
プレイヤーが「次になにをしたらいいか分からない」という状態にならないようにさりげなくヒントを配置したりと、
RPGを遊びやすいゲームとして作り上げていったのです。
いかがだったでしょうか?RPGに馴染みのない日本人にも受け入れられるような、分かりやすい作品だった。それがドラゴンクエストが多くの人から支持を集めた理由だったんですね。
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